ひげぐま先生の2026年10月
”「伯楽」”2026.10.9(fri)
中国唐代の文学者韓愈が「雑説」に、「世に伯楽ありて、しかる後に千馬あり」とある。馬の良しあしを見分ける伯楽がいてこそ、一日に千里も走る名馬を見いだせる。優れた才能を発掘し、育成する人材の大切さを説いた。伯楽はもともと中国春秋時代に、秦の穆公に仕えた孫陽のあざなとされる。馬の力を見抜く技術にたけ、育成に功績があったため、天界の馬を司る役目を持った星の名にちなんで、「伯楽」と名付けつけられたという。現代では、教育やスポーツなどの幅広い分野で人材を育成する指導者を意味する言葉として使われる。「名伯楽」ともいう。10月5日付静岡新聞の記事から。
”藤枝市での「子ども第三の居場所」を模索”2026.10.8(thu)
私は永きに渡り、学習塾・予備校界で子どもにお金を投資できるる世帯を対象に事業を行ってきており、今でもその事業が当グループの主要な事業である。ところが2010年を機に、リーマンショックによる日本語を母語としない子どもたちの不就学の解消事業・虹の架け橋事業を受託し、また2022年から被保護世帯の子どもたちの学習支援に関わり、子どもにお金を投資できない世帯の存在を知り、豊かな社会と思いきや、その世帯の多さに正直驚きを感じてきた。まさに「経済格差社会」を体で感じてきた。親の経済状況を現実に見ているが故に、勉強が分からないと言えず、学校の勉強に苦しんでいる子どもたちが目の前にいるのである。昨日にもここで述べた日本語を母語としない子どもたちも、同様である。
本日、そうした子どもたちの居場所を造りたいと意欲を燃やす若者たちとお会いした。私も6年前、ここ藤枝で「子ども第三の居場所」造りを模索したことがあった。しかし、諸事情で計画が頓挫し、実現できなかった苦い思いがある。それだけに今日の話は、71歳の私を再び奮い立たせてくれた。私もできる範囲で彼らをサポートしたい。早速今日、数人の人と会う段取りを取った。
”日本語を母語としない子どもたちの学習支援”2026.10.7(wed)
今日の静岡新聞に「要日本語指導児童生徒数2倍に」という記事が出た。焼津市で行われている高校生ボランティアによる個別の日本語指導の話題が出ていたが、問題は「要日本語指導」ではなく、「要学習支援」だと思う。日常会話や学校での指示語は、当グループの「虹の架け橋 菊川小笠教室」で行われtれいるように、3か月~6か月でマスターできる。日本語を母語としない児童生徒が困っているのは、学校の教科の学習だと思う。それをすべての日本語で考え、日本語で答えることが大変なのである。
東京外語大の小島先生がおっしゃっているように、日本語を母語としない児童生徒は、母語で考え、日本語に翻訳して答える学習を行えば、思考力も伸びる。そのため菊川小笠教室では、母語での学習支援を行うe-educationのmanafullを活用したり、ふじのくに中央日本語学校では、タブレットを使った母語を介した「自立学習指導」を行っている。そうすることで「要学習支援」の児童生徒に対応している。だから、高校の学習にも十分耐えられ、高校中退することなく、専門学校や大学進学も果たせる。
新聞の記事にあるように個別に日本語で指導するのでは、2倍以上になった「要学習支援」では対応できない。特に焼津市のように、小中学校で取り出しで「日本語初期指導」を行い、外部でボランティアで個別に日本語で教科指導をしているようでは、できて数式で理解できる算数・数学くらいで(文章題の理解は難しい)、それ以外の教科は難解な「学習用語の壁」で不可能に近い。日本語を母語としない児童生徒の教科学習方法を、もっと研究すべきである。その間に、ますます「要学習支援」の児童生徒は増えていくばかりである。
”「お0せん女踊り」”2026.10.6(tue)
島田市の初倉地区のたもとにあった茶屋の娘「おせん」が旅人を薫り高い初倉茶でもてなした姿を表現した踊りであるという。2019年には「しまだ市民遺産」に認定された。地元の小学生から高校生の若者たちが、先輩たちの指導の下、伝統を受けついているという。
”「不登校」の子どもたちの対応”2026.10.5(mon)
掛川市のすまいるテラスは、学校に馴染めない、いわゆる「不登校」の子どもたちもその対象としている。しかし、現実に登録された二人の「不登校」の子は、最初数日来たが、その後は来ていない。その理由は分からないが、階下の人たちからクレームが来るほど、発達障害の子どもたちが走り回り、落ち着いて過ごせる場でなくなってきていることも原因ではないかと思う。その対策について、今月市教委と協議することになっている。すまいるテラスは、放課後児童クラブでも、放課後デイサービスでもない。従って、当スタッフには保育や発達障害支援専門のスタッフがいないし(資格者はいるが、今はそれを専門としていない)、「不登校」を発達障害とするつもりはない。あくまですまいるテラスは、学校に馴染めない子どもや日本語を母語としない子どもの学習支援、被保護世帯の子どもの生活・学習支援の場である。今後は福祉課も加わっていただき、自律学習のすまいるテラスを必要とする児童生徒を指導していきたい。もちろん、市の方針もあると思う。新年度に向け、お互いの思いをすり合わせ、虹の架け橋教室同様に、全国に誇れる「子ども第三の居場所」にしていきたい。
”子どもの居場所事業に思う”2026.10.4(sun)
昭和の時代。地域にガキ大将がいて、放課後の子どもたちを取り仕切っていた。旧金谷町高隅。大井川の砂利回収業者が残した砂利回収機械は、地元の子どもたちの大事な収入源であった。機械を解体し、その鉄を鉄くず回収業者に持ち込むと、買い取ってくれる。そして、そのガキ大将がそのお金を、小さい子や女の子から順次配布してくれる。そのカッコよさに少し憧れた。でも、しっかり見れば、自分の分け前(みんなより多くはなく平等に)をしっかり取ったうえで配布していた。その上下関係が、いじめを失くしていた。高学年になれば、みんな下の子たちの面倒をみなくてはいけなくなる。もちろん、勉強の世話も含めて。だから、高学年になれば、勉強が分からないでは済まされない。教えられなければ、下の子たちからの信頼を失う。
掛川のすまいるテラスで当初、中学生が小学生の勉強をみることを試みた。しかし、中学生の多くが日本語が分からないことから教科が分からない、だから「支援学級」に回され、勉強をみようとする小学生と同じ単元を勉強していて、教えるどころではない。だから、私は年齢に応じた学習内容を個別に指導している。特に数学を教科書を使って、概念の理解から、解き方をきちんと教えれば、「支援学級」の子どもでも解けるようになる。彼らの自尊心を大切にしたい。
”ふじのくに中央日本語学校の今後の方針”2026.10.3(sat)
今月1日から前島3丁目9番9号ルーク前島2Fに移転した「ふじのくに中央日本語学校」は、今後は定員12名の日本語能力試験(JLPT)に特化した学校にしていこうと思う。スタッフも同意してくれた。「みんなの日本語初級ⅠⅡ」を1年で修了、並行して勉強してきたN5を12月(後期生は7月)に取得するコースからスタートする。その後は、N4、N3、N2、N1と各1年コースに進む。N4は中学編入、N3は高校進学、N2は大学進学の目安となる。定員12名の少数精鋭で、確実な合格を目指す。それに合わせて、まずはHPを修正。パンフレットも修正していく。
”核の最終処分地”2026.10.2(fri)
核燃料の再処理後に出る廃液をがらすと混ぜて固めた放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」を、地表から300m以上の深い岩盤に数万年以上埋め、処理すること。最終処分場となる埋設地の選考プロセスは、①地質図や学術論文から活断層や土地の浸食状況などを文献調査。②ボーリングで地質を調べる概要調査。③地下施設を造る精密調査の3段階があるという。文献調査は、北海道の寿都(すっつ)町、同神恵内(かもえない)村、佐賀県玄海町、福島県郡山小笠村が受け入れ、昨日茨城県の常陸大宮市長が、受け入れを表明した。
私は地球温暖化をもたらす二酸化炭素の排出抑制のため、発電効率のいい原子力発電は容認せざるを得ない立場である故に、この「核のゴミ」の最終処分地をどこかで受け入れなければならないと考える。常陸大宮市長も同じ思いであっただろう。東日本大震災のことを考えれば、「原発」反対を唱えることは簡単である。しかし、AIの普及で益々電力は必要になる。そのために、その多くが二酸化炭素を排出する火力発電に頼っている現状を改善しなければならない。
”道の駅「ゆとりえせとや」”2026.10.1(thu)
4月開設以来5か月(8月末)で、利用者数が計21万8338人で、目標人数の27万3200人の約8割だった。「ふじえだ陶芸村構想」の拠点として、陶芸体験や温泉、農産物直売所、カフェなどが整備された施設。実は私自身、また一度も訪れたことがない。この奥の瀬戸谷にあった陶芸教室の移転に伴って、「ふじえだ陶芸村構想」なるものを打ち立て、藤枝駅に何枚かのポスターが張り出されたが、一般市民にはどうして藤枝が「ふじえだ陶芸村」?と、ピンとこない。大変失礼な言い方かもしれないが、私には藤枝が有名な陶芸家を輩出した記憶がないし、「志戸呂焼き」のような伝統的な焼き物が、ここ藤枝にあった記憶もない。「ふじえだ陶芸村構想」を知りたい。
