ひげぐま先生の2026年5月
"不登校報道に想う”2026.5.11(mon)
今静岡新聞で「変わる教育」が連載されている。今日も通信制高校生が、地域の特産のタケノコ農家の方を招いてタケノコの皮むき体験をし、そのお礼をする写真が載せられ、「地域と取り戻す学び」として称賛している。
集団登校すれば、交差点で地域の人達が見守りたいとして、子どもたちを守ってくれ、子どもたちに声j掛けもしてくれる。子どもたちは、守ってくれるおじさんたちに自然にお礼を言う。また、親がご近所付き合いをしていれば、タケノコが出れば、竹藪を持っているご近所の方が、あく抜きをして自宅の玄関にその旨の紙を添えられて、タケノコが届けられる。それを、子どもたちが見て、ご近所付き合いを学ぶ。私たちの頃は、運動会の借り物競争に地域の方々も参加してくれた。
不登校になれば、当然に地域との接触もなくなる。そうした子どもたちが、そのまま通信高校生として地域との接触をし、お礼を言う姿は讃えられる。では、守ってくれるおじさんたちに自然にお礼を言う。横断歩道で自分たちを守ってくれるおじさんたちに、子どもたちが自然にお礼を言う姿は讃えられないんですか?
私は、不登校に対し、地域の人達との交流にお礼をする当然の姿を称賛する前に、不登校により地域の人達との交流を失わせている状況の改善すべきことだと思う。
"書籍化、21話中、16話に”2026.5.10(sun)
ホント耕ちゃんには大分お世話になっている。編集・校正が、いよいよあと五話。文法上おかしくても、子どもたちの発する言葉である場合もある。塾屋の私は、どうしても文法にこだわる。今日はそれにぶつかった。なるほど。成長途上の子どもたちの言葉をリアルに表現しようとすると、こうしたことが起こり得る。ひとたび書籍化すると、半永久的にその表現が残る。簡単に上書きはできない。
"すまいるテラスの前半の活動を話し合う”2026.5.9(sat)
昨日、今年も挑戦した「藤枝市の学習チャレンジ事業」の結果が、不採択。おそらく同事業は、やはり3年毎との実態を知る。従って、来年のプロポーザル参加は見送る。それより、今の事業の充実を図ることが、将来につながる。
すまいるテラスは、支援団体がB&G財団であることから、支援事業が充実している。子どもたちの地域活動や、野外体験活動など、様々な支援活動がある。本日のミーティングで、6月の地元掛川茶を知る活動と7月の長野県泰阜村での野外体験活動、9月のB&G施設でのカヤック体験を決めた。
学校での宿泊訓練や野外体験活動がなくなっていく中、こうした非認知能力を育む活動は、子どもの成長に大きな影響を与える。すまいるテラスはもちろん、藤枝市の「学習チャレンジ事業」の同趣旨も、その活動に含まれている。すなわち、すまいるテラスは自立学習支援の場でもある。その対象は、藤枝市の「学習チャレンジ事業」の被保護世帯の子どもたちのみならず、日本語を母語としない子どもたち、不登校の子どもたちと広く、しかも、彼らが塾や宿題に頼らない、自立学習を身に付ける場である。
まずは、この一年、掛川市が全国に先駆けて開設した「すまいるテラス」で、佐藤・掛川市教育長の想いを実践していくこと専念しようと思う。
”私のPCも「過重労働」か”2026.5.8(fri)
2週間くらい前から、このノートパソコンのキーボートがおかしい。「A」や「W」が打てなかったり、逆に勝手に打たれる。「shift」キーが反応しないなど、不具合が出始めて、昨日事務器屋さんに診てもらった。今は外付けのキーボードで対応している。
昨日の教員の話ではないが、確かに、2月書籍化のお話を頂いて以来、毎日このノートパソコンは、「過重労働」されてきた。「せんせい、カタカタ、パターン!、あんなキーボードの打ち方じゃあ、パソコンがかわいそうや」と、生徒にも言われる。私は、筆圧ならぬ、打圧が高いらしい。私のパソコンも、5年を過ぎている。替え時かな。でもこの私も、5年どころか、その14倍の70を過ぎている。そろそろのんびりしたい・・・。
”教員不足の原因を過重労働と見る中学生”2026.5.7(thu)
昨日の静岡新聞「10代の思い」に、静岡市清水区の14歳の中学生が、「教員不足に適切な対応を」と題して投稿があった。自身の中学校で、夜遅くまで仕事をしている先生を目の当たりにして、「教員不足」のニュースに呼応しての投稿のようだ。先生方の授業準備や行事の運営、部活動の指導、定期テストの採点等、実際の膨大な労働時間に、給与体系が見合ってないと説く。
佐藤・掛川市教育長が、この4月から全国に先駆けて「小学3年生以下の成績表」を廃止したのも、先生方の過重労働がその理由である。成績表をつけるため、毎学期3日間も時間が費やされるという。その間は、子どもたちの指導ができない。そんなことより、その時間を、教師の本来の責務である「子どもたちに向き合う」時間に当てるのが、その目的であると、佐藤教育長は主張する。
そのための「すまいるテラス」である。すなわち、子どもたちは、自ら進んで学習する「自立学習」を習得する場が、すまいるテラスである。成績がつくから、宿題をするのではない、勉強するのでもない。自らの「知的好奇心」を満たすための探究学習の場であり、自立学習の場である。
”五月連休最終日”2026.5.6(wed)
この五月連休、5月3日から本日6日までの4日連続で、朝10時~21時まで東進の勤務となった。普段は面談の予約がない限り、夕方17時ごろに東進は退勤し、その後はこのところは書籍化の仕事や、いろんな方々とのお付き合いをする。従って、この4日間は毎日連休で、お誘いのお電話が相次ぐ。今日も昨日、お誘いがあったが、お断りせざるを得なかった。皆さん、「この連休は、朝10時~21時まで東進の勤務」とお伝えすると、驚かれる。しがない零細企業の実態である。
しかし、この間4名の高校生が、当校入学を考え、当校に来校してくれた。是非、東進の「目から鱗の授業」を体験して頂きたい。
”こどもの日”2026.5.5(the)
こどもの数ある人は、私の話を上手に聞いた。が、外国人を含めて1329万人という(4月1日現在)。ピーク時1954年の2989万人の44.46%。第二次ベビーブーム(71~79年)で持ち直したが、82年から減り続けているという。
人口増加は反映をもたらすが、人口減少は衰退に進む。我々の教育業界も同様である。もちろん子どもを産み育てる環境が反映している結果と思うが、手をこまねいている場合ではなくなってくる。
我々ができるのは、同世代の仲間たちが群れ集い、様々な活動をする中で、喜怒哀楽を経験しながら、仲間たちを知り、己を知ることで、群れ集う楽しさ、素晴らしさを体得する機会を提供することかと思う。結果、子どもを産み育てることの尊さを知ることにつながればと思う。
”学校は本音を言えない場 その2”2026.5.4(mon)
下記の昨日の「ひとりごと」に、今進めている書籍化のテーマが、不登校の子どもたちが、自らの心を語る物語である、と書いた。編集・校正して頂いている耕ちゃんともよく話すが、この「子どもたちの心」の表現が難しい。子どもたちは年齢によって語彙力が大きく異なる。数多くの文に接して来た我々は表現できても、その子どもたちの語彙力では表現できないこともある。でも、彼らが持っているであろう語彙を想像し、その語彙を使って表現しなければならない。例えば、視覚過敏の子どもが朝、朝日と蛍光灯で照らされた教室に入った時に感じる、正しく「白い閃光」が教室を照らし、一瞬、机や黒板、椅子や子どもたちの境が分からなくなる状況を、子どもの表現でどう表現するか。もちろん「閃光」という語彙は使えない。でも、子どもたちの話を聞くと(もちろん、その面談記録から)、その「閃光」を使うとその状況をぴったり表現できる。このところ、そんな苦労の連続である。
これは、今回の書籍化で経験していることではない。30数年前、当時「登校拒否」と言われた子どもたちと接した時から経験していることである。当時対応していた問題行動の子どもたちは、自分の気持ちをはっきり主張するから分かりやすかった。しかし、下を向き、固く心を閉ざしている「登校拒否」の子どもたちの心を読み解くには、心理学の素養の必要性を感じた。それが「交流分析」との出会いにつながり、今がある。
”学校は本音を言えない場 その1”2026.5.3(sun)
今日の静岡新聞第14面、「今どきの女子へ」第4回で、社会学者上野千鶴子氏はこんなことを述べている。悩んでる、という生徒に「あのね、学校にスクールカウンセラーっているでしょ。その人のところに行って話したら?」と言うと、「そんなところに行っているってまわりに知られたくないから行かない」って言われ、びっくりしたという。何のためのスクールカウンセラーなのか、上野氏は言う。
このコーナーをお読み頂いている皆様はご存じの通り、私は今不登校の子どもたちが語る物語を書いている。この物語に登場する、私の元に来た子どもたちは、もちろん自ら進んで来たことは殆どない。多くは母親に連れて来られる。来ても、じっと下を見ている。話したくない。どうして行けないのかわからない。なにを話せばいいか分からない。どこから話せばいいのかも分からない。ただ来ただけの子どもたち。この物語をお読み頂ければ、そんな子どもたちが、いつ、どこで、なにを見て、なにを言って、なにをして、体がどうなったのか、そして、何が子どもたちの心のいちばん深い核、傷なのかを読み解いていく。それがこの物語である。時としてじっくりゆっくりと時間をかけて聞く。時として思い浮かぶ言葉のカードを使い、心を表現させる。時としてぶっきらぼうに、短く突っ込む。・・・そうして読み解いた子どもたちの心。その子どもたちが、自らの心を語る物語である。
”世はゴールデンウィーク”2026.5.2(sat)
会社によっては8連休のゴールデンウィーク。当グループの虹の架け橋菊川小笠教室とふじくに中央日本語学校、すまいるテラスも8連休。この時期は高校生は部活の最後の大会が始まり、予選の結果が出るため、東進衛星予備校藤枝駅南口校は、忙しくなる。本日も個別相談会がはいり、明日は早速、高校2年生の当校での講座提案の三者面談を行う。国公立大学入学を目指すならば、遅くとも高校2年のこの時期からの受験勉強が理想である。高校3年生の部活生は、精神力があるから何とか間に合う。だから、東進ではこの時期「部活生特別招待講習」が始まる。4日には、その高校3年生の1日体験がある。第一志望校合格の夢を一緒に実現しましょう!
”すまいるテラスの運営方針を決める”2026.5.1(fri)
掛川市の子どもの第三の居場所「すまいるテラス」が開所して一カ月。お陰様で定員20名を超す25名の登録。まだまだ申し込み希望者が続く状況とのこと。これまでの子ども第三の居場所と違って、「すまいるテラス」の目指すところは、被保護世帯の子どもたちのみならず、不登校や日本語を母語としない子どもたちの「学習支援」である。放課後児童クラブや放課後デイサービスとは、その目的が違う。従って、その「学習支援」を充実するため、中学生が小学生の学習支援を、ひいては高校生が中学生の学習支援をすることを取り入れ、「月水金通所グループ」と「火木金通所グループ」に分けて指導することになった。
途中、虹の架け橋菊川小笠教室のOB二人の訪問を受けた。うちひとりは、同教室OG「すまいるテラス」指導員の兄である。16年ぶりの再会である。嬉しい限りであった。10日ほど前、彼が作った新玉ねぎを頂いた。今は会社員務めの兼業農家。これからは専業農家でいきたいという。今でも1町の畑を、一部市から借り受け、「週末農業」をしているという。頼もしい限りである。
