ひげぐま先生の2026年5月

目次

"東進・夏期追講二名、間に合う”2026.5.31(sun)

 久々に時間との競争を味わった。本日が東進の夏期追講コース申し込み最終日。17時時点で、二名が申し込み頂きながら、夏期追講コース申し込み願書の保護者の承認が得られていなかった。それぞれの生徒にラインで申し込み願書の承認をお願いする。18時、電話で両名にお願いするものの、電話が通じない。19時、一人がラインに気付き、承認手続きをしてくれるが、クレジット払いの手続きでトラブルこと3回。20時過ぎ、ようやく完了。もう一人は、電話をするも自宅が不在、連絡がつかず。20時半、再度電話するもまたしても不在。あと3時間余。そうしたら、パソコンで覗いたら、20時40分頃、もう一人の申し込み願書が「同意」の表記が現れ、急いて「確定」手続きを行った。実はその間、不登校の相談を受け訪問。相談をお受けしながら、その旨を伝えた上で、パソコンでこの作業をしていた。間に合って、ホッとしながらも、新たな対応が始まる。

"不登校の子どもたちの心”2026.5.30(sat)

 一旦不登校をしたを解消した子どもが中学三年になり、高校受験のプレッシャーで再び不登校になるケースがある。自らの中から芽生えた目的のためではなく、周りの期待に応えようとしてきた子どもによく起こるケースである。しかし、今回の書籍化で気づいたことだが、今回のケースをそのように過去のケースに当てはめていいのだろうかという思いがある。本人は再び私と会うことを拒んでいる。それは私が再び自らの意志力に訴えていることを感じているからであろう。それは、「不登校は自らの父性で乗り越える」という、私がこれまでの経験で導き出した原則の一つである。それには、それなりの精神的な負荷がかかる。彼女はまさに今そこに直面していると思う。私は、彼女を信じて待っている。

"すまいるテラスの子どもたち”2026.5.29(fri)

 今日は、大坂小に迎えに行き、5人の子どもたちを乗せ、すまいるテラスに来た。金曜日なので、登録児童・生徒28名中26名全員来る日である。2名は都合で金曜日はすまいるテラスに来れない。

 3時過ぎ、中学生が来ると、中学生が小学生を集めて、母語ですまいるテラスのルールを説明し、確認した。すまいるテラスは現在、2名の生徒以外は、日本語を尾母語としない児童・生徒である。じっとお兄さんの説明を聞いている姿には、ちょっと感心した。

 そのあと、1時間学習タイムである。それぞれ学校で出された宿題をやる。中学生は自分の宿題をしながら、小学生の宿題をみるというすまいるテラスのルールがある。見ていると、小学生の方が勉強する。前述の通り、日本語を母語としない生徒たちであるので、中学性の方が、日本語での教科学習が難しい。だから、中学生が自分の教科学習に悪戦苦闘している。というより、勉強に飽きてしまう。課題ができた。今日は私は小学生の指導に回ったが、次回は中学生の指導に回ろうと思う。

 そのあとは、全員でタコ焼き器でホットケーキの粉を使ったお菓子作り。3グループに分かれて、中学生が中心になって小学生に指導しながら作るが、手が空いた中学生が遊びに興じてしまう。すると小学生もその仲間に入ってしまう。これも課題。子どもたち一人ひとりと面談してすまいるテラスのルールの徹底を図る必要がある。結局、スタッフが片付けをする羽目になった。

 スタッフの発案でピンポン玉リレーで間をつなぐ。6時過ぎから保護者の迎えで、小学生が帰り始め、6時半中学生が自転車で帰る。その後、金曜日のため、スタッフで掃除機で掃除をし、テーブルクロスを洗濯する。お疲れさまでした。

"不登校に想う3”2026.5.28(thu)

  今回の書籍化で編集・校正を担って頂いている耕ちゃんと今夕、1時間余電話で話していて、保護者の視点が愚かになっていたことを指摘された。「うちの子は、もうだめでしょうか」、「甘やかしたからでしょうか」、「もっと厳しくすればよかったのでしょうか」、そう尋ねる保護者の声を、確かに私は聞いてきた。保護者、特に母親が孤立していた。「つらかったですね」と声をかけると、それまでの想いが目から流れ出す。答えを見出せず苦しんできた。自身の子育ての失敗を悔いる母親もいた。親が変われば、子も変わると医師に言われ、どう変わればいいんのか教えられず苦しむ。心理学では、子どもの「基本的信頼感」は、生後約1年間の母子一体期に育まれるという。だからこの時期に、周り、特に父親が如何に母子一体期を支えたかに影響される。母親だけの問題ではない。この「基本的信頼感」が育まれば、思春期後に、出会う人との間に信頼関係を築きやすくなり、良好な関係を保っていける。しかし、それが十分育まれなければ、思春期後、人間関係に不安感を抱きやすく、「人と関わりづらさ」を感ずるようになり、不登校につながる場合がある。その観点を今回の書籍化に盛り込む必要がある。

"不登校に想う2”2026.5.27(wed)

私が2001年3月12日に、「小さな人間たちの詩(うた)」の第一話として書き始めたのは、今回の書籍では最終20話に登場する彼のことである。私やご両親も含めて周りの大人たちが思う彼より、彼はもっとが純粋だったことに衝撃と反省の念を覚え、「小さな人間たちの詩(うた)」を書き始めた。そして、その話が今日、三回目の校正が十四話まできた。そこで、編集・校正を担って頂いている耕ちゃんと、電話で約2時間話し合った。この本に登場する子どもたちは、ひげぐま先生と出会い、不登校になっている自分たちの心を読み解かれる。そして、ひげぐま先生の対応を受け、不登校が解消し、再登校したり、高卒認定を経て、大学に進学していく。その姿を読んもらった、不登校になっている子どもたちやその保護者、学校の先生に、ひげぐま先生は何を訴えようとしているのか。そこを明確にしなければ、この本を出す意義がない。その話し合いだった。

"不登校に想う1”2026.5.26 (the)

今の学校って何だろう。私は、社会的自立を果たすための技量を身に付ける場だと思う。その技量には、認知能力(いわゆる学力)と非認知能力(いわゆる集団適応能力)がある。私は、それを身に付けるのが学校であると考える。フリースクールとか、オルタナティブ教育とか、イエナ教育とか言うが、そこに通うことによって、子どもたちが社会的自立を果たすこと(分かりやすく言えばおこの世で食っていけること)ができるという責任を果たす覚悟があるかを問いたい。私は、私一人ではその責任を果たせないので、現状それを果たせるのが学校であるから、まずは再登校を支援し、それが難しいと判断すれば、それを果たせる大学に進むことを支援する。

"不登校の子どもたちの心の読み解き”2026.5.25 (mon)

「小さな人間たち詩」の書籍化で、数話原稿を送ったところ、出版社の社長から不登校の子どもたち一人ひとりの私の対応が違うことを知り、なぜひげぐま先生はああいう受け答えをしたのか、「聞く技法」的なことも知りたくなった旨のお話を頂いた。それはよく今までいろいろな方から同じようなお話を頂いてきた。しかし、正直申しまして技法らしきものはありません。今回編集・校正を担って頂いた耕ちゃんの多大な助けを頂いて、改めて子どもたちのこころを読み解きを確認してきました。ただ言えることはそれは一つ、子どものこころを知ろうとする姿勢に尽きるように思います。もちろん、これまで築き上げてきた心理学の助けもあります。それぞれの子どもたちの心理状態を分析した上で、それぞれの対応を考え、実践してきました結果、今回も20話20様の対応になりました次第です。

"校則”2026.5.24 (sun)

それを生徒が先生に問うと、「そういうもんだから」「伝統だから」と、髪型、髪染め、スカート丈、靴下、靴などに至るまで、校則が決められているという。私が通っていた頃の藤枝東高校は、「自己責任」の元髪型などは自由であり、窮屈さは感じなかった。よく言う「高校生らしい服装」が、様々な価値観があり、定まらないのが現状である。しかし、当時、「自己責任」と言われれば、自ず自らの基準で、自らを律していたように思う。

そういえば、今日は初めて藤枝市の商品券、7000円のうち、6000円を使った。得したような、わざわざ使ったような気分だった。どうもスッキリしない。金額の中途半端さなんだろう。これがコロナ禍の時のように、10万円だったら、違ったかもしれない。

”3親等以内の親族がいない高齢者が、2024年の286万人から50年には448万人に”2026.5.23 (sat)

対岸の火事ではいられないと思いきや、24年後には生きていれば私も95歳。おそらくその頃は私もこの世にはいないだろう。90歳で亡くなった親父を超す年齢だから。しかし、その数字は倍近くになる。「孤独死」の問題につながる。この「孤独死」も、ここ2年連続2万人を超しているという。今日の静岡新聞の記事からである。

今日も最後に立ち寄った居酒屋で、町内会、自治会活動の話になった。この「孤独死」の問題を解決するのが、町内会、自治会活動である。まだまだ都会化してない藤枝市。ここで我々の世代が頑張るしかない、そんなことを思った。

”すまいるテラスで誕生会”2026.5.22 (fri)

教え子でお菓子の専門学校で学ぶ女性が指導してくれて、すまいるテラスの子どもたちがお菓子作りとケーキ作りに挑戦した。ホットケーキ生地でウィンナを包んだお菓子とホットケーキ生地を元に誕生日ケーキを作った。タコ焼き機でお菓子を焼き上げ、ホットプレートで誕生日ケーキを焼き上げる。子どもたちはホント楽しそうに取り組んだ。ただ残念なのが、片付けをスッタフに任せ、遊びに興じてしまった子どもたち。まあ、少しづつ教えていこうと思う。

”自然体験”2026.5.21 (thu)

一昨日、ある若者と40分近く話した。彼の話で印象的だったのが、情報過多時代の苦悩の話だった。Z世代の若者は、全てインターネットで答えが得られる。ましてやAIを使えば、ほぼ完ぺきな答えが得られる。ところが、そこで得られた処方が自分の体に合わなく、体調不良が続く。現代において完璧な処方であるはずだ。そんな折、偶然に昔から伝わる「ぬか漬けの野菜」が体に合うことを体験する。自分の手でつくる「ぬか床」に、自分の手を通して自分の雑菌がぬかに入り、自分固有の「ぬか床」ができ、そのぬかできた漬物が、自分の体に合うことを体験したという。

彼曰く、彼にとっては「ぬか床」作りは 自然体験という。私が長く行ってきた野外体験活動や交流合宿は、同じく自然体験と言える。私の言葉で言えば、インターネットやデジタルを介しない生身のふれあい活動である。それが、人間本来の姿の回復をもたらす。彼はそう言いたかったのだろう。

”アマモの”森”再生”2026.5.20 (wed)

本日の静岡新聞一面に出たニュースである。2010年以降の水温上昇で激減し始め、18年には台風が残り少ない流し去ってしまった浜名湖のアマモ。漁師たちが僅かに残った自生地から種を採取。温暖化への耐性が高い生きの残りの株を得蘭んで増やし、種まきや苗の植え付けを繰り返してきた。「数haまで増やせば人工と自然の力で毎年倍々に増えていく」という当初の読み通り、3年前から群生面積は拡大した。昨年は約200~300haだったのが、今年は400ha以上に拡大し、二酸化炭素吸収量は約639tで「Jブルークレジット」をの認証を取得した。素晴らしい漁師たちの活動である。世の中が戦争や争いなど暗いニュースばかり。こんなニュースで生き返る。

”静大工学部開発の超小型人口衛星「STARS-X」”2026.5.19 (the)

来る6月10日、H3ロケット6号機に載せられ打ち上げられる。内蔵した長さ1キロのテザー(ひも)を伸ばして宇宙デブリ(ごみ)を網で捕らえる。テザーか「宇宙エレベーター」の輸送に応用できるという。「宇宙エレベータの構想」では、地球から約3万6千キロの静止軌道を超える上空と地球の赤道を超長大なテザーで結ぶ。地球の自転による遠心力と地球が引っ張る重力が完全に釣り合う状態の下、宇宙から地上へ向けてテザーを張り、人や物資を郵送するという。そのロマンの実現に向けての第一歩を、6月10日に歩み出すか。楽しみである。(本日の静岡新聞「大自在」から)

”益者三友、損者三友”2026.5.18 (mon)

今日の静岡新聞「大自在」に出た孔子のの言葉である。「正直、誠実、博識な人と交際すれば、自分のためになるが、人に媚びる、うわべは良くても誠意のない人、口先の上手い人を友にしては損をする。だから、友人は選ばなければならないと説く。成人(人格と教養を備えた人の意味)とは、「利を見て義を想う(利益を目の前にした時、それを得ることが正しいかを考える)」。

起業してから51年目。実に多くの人達と出会ってきた。もちろん、「損者三友」にも出会い、裏切られたこともあったが、「益者無数友」、多くの人達に助けられたから、この51年がある。この五月、ある意味危機にある。しかし、ここのところ「小さな人間たちの詩」の書籍化に関して(本のタイトルは変わります)、耕ちゃんがいい本にしようと根気強く頑張ってくれている。まさに「益者」である。本日、三巡目の校正も二十一話中、十話に来た。でも、おそらく少なくても計六巡もの校正を経て、本になるだろうと思う。(本日の静岡新聞「大自在」から)

”焼津中央高自然科学部「リジェネロン国際学生科学技術フェア」4位入賞”2026.5.17 (sun)

すごい快挙である。世界級の高校生科学研究コンテストの動物科学部門、54件のエントリーの中から日本代表として参加した焼津中央工自然科学部が入賞したという。おめでとうございます。

入賞を果たした研究は、クワガタムシの幼虫の腹部にある組織「メス斑」が、通説の「卵巣原基(将来卵巣になる部位)」ではなく、微生物などを体内に保持する組織であることを明らかにしたという。静岡大の「未来の科学者養成スクール」が支援したという。

久々に高校生の明るい話題が、今日の静岡新聞に出ていた。あっぱれ!顧問の先生は、私たち予備校がお世話になっている進路課長だった。

”静岡中央高校が文科省の「新しい学びへの転換経拠点づくり」に”2026.5.16(sat)

本日の静岡新聞によると、文科省から約22憶2000万円の助成を受け、遠隔授業配信センターを整備するほか、学力向上と自己実現を支える公営塾を設置するという。

塾屋がこういうのもおかしいが、我々は2022年度から3年間、藤枝市の委託事業「えだっこ学習チャレンジ事業」で、塾に頼らない「自立学習」指導を行い、教科書と副教材のみで250点満点中、200点を超す生徒を輩出してきた。もちろん、私立高校入試においても、授業料免除の特待Aの生徒も数多く輩出してきた。「自立学習」ゆえに、学力を伸ばす。

だから、思う。公営塾ではなく、本来の授業で学力を身に付ける指導ができないのか。教師は教えなければ、生徒の学力は伸びないと思っているのか。

"ネアンデルタール人の歯治療”2026.5.15(fri)

ロシア・南シベリアのアルタイ山脈にある洞窟から発見された、約五万九千万年前の旧人ネアンデルタール人の下あごの奥歯の化石に、小型の石器を使った本格的な虫歯治療を施した最古の事例が見られると、ロシアなどの研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。本日の静岡新聞の記事からである。「治療には痛みの原因を診断し、腐敗した組織の除去することで痛みが軽減することを理解し、適切な石器を選び治療したことは、ネアンデルタール人が洗練された認知能力を持っていたことを示している」と述べている。ア原人ホモサピエンスから進化した旧人ネアンデルタール人の能力の高さには驚いた。

"書籍化、終章に想う。”2026.5.14(thu)

昨日同様、耕ちゃんに大変お世話になり、校正された終章が耕ちゃんから送らてきた。これまで二十話の子どもたちの姿を振り返るに、原話「小さな人間たちの詩」は、やはり「私目線」、「大人の目線」の物語だったと思う。もちろん、子どもたちの純粋な心の姿を表そうと書き始めた詩であった。しかし、交流分析を学び、ゲシュタルト心理学、アドラー心理学、認知行動療法、人間形成医学、愛着アプローチ等を学ぶに従って、研究者の視点が入り込み、分析に力み始めた。そのことは、この書籍化の過程で、盛んに耕ちゃんに指摘されてきたことである。

ただ一方で、一人の人間が描き続けてきたことから、どうしても各話の子どもたちが同じよいうな子どもたちになってしまう。でも、実際はそれぞれ子どもは違う。これからの校正は、そうした子どもたちの個性をを出していくことになる。

"書籍化。遂に21話中、20話に。”2026.5.13(wed)

耕ちゃんに大変お世話になりながら、遂にあと一話、私の話を残すまでになりました。勿論、編集・校正が終わったわけではない。あくまで原話の段階である。これから編集・校正に入る。一冊の本が出版されるには、約一年かかるとは、初めて知った次第です。考えてみれば、ひとたび出版されれば、一生修正・加筆できない本である。それ故に、校正に校正を重ねる作業である。

このたび静岡新聞で五回に渡って不登校が取り上げられた。不登校を経験した人たちの話が出ていた。もちろん、紙面に限りがあるので仕方がないが、不登校の子どもたちの心理は、そんな美辞麗句で語れるのもではない。今回の書籍化で改めて、たった20人の子どもたちであるが、彼らがその純粋さ故に、もたらされた不遇、理不尽さ、葛藤、挫折、乗り越え・・・に出会いながら、生き抜いていく姿を確認した次第です。

"アントレ教育”2026.5.12(the)

B&G財団から「すまいるテラス」に提供されたアントレ教育プログラム。子どもたちが課題発見・課題解決能力を養い、多様な職業観・地元への愛着心を育むことを目的としているプログラムという。さらに、「すまいるテラス」に地域で活躍する方々にもご協力いただく内容となっており、「すまいるテラス」が地域に根差した居場所として、また地域の包括的な居場所として機能していくことを支えるプログラムという。プログラム内容としては、地元の名産品や特産品等をテーマとして取り上げ、地域の魅力や課題の両方を学びながら、地域活性化を目指す子どもたちを育成することである。

昨日早速、掛川市教委を通じて、掛川市のお茶振興課と連絡を取り、「すまいるテラス」の子どもたちが、「掛川茶に関する学習と、 お茶の淹れ方(急須から)体験」をする、同課の出張講座を依頼することになった。詳細は、本日の「すまいるテラススタッフ会議」で決めることになった。

"不登校報道に想う”2026.5.11(mon)

今静岡新聞で「変わる教育」が連載されている。今日も通信制高校生が、地域の特産のタケノコ農家の方を招いてタケノコの皮むき体験をし、そのお礼をする写真が載せられ、「地域と取り戻す学び」として称賛している。

集団登校すれば、交差点で地域の人達が見守りたいとして、子どもたちを守ってくれ、子どもたちに声j掛けもしてくれる。子どもたちは、守ってくれるおじさんたちに自然にお礼を言う。また、親がご近所付き合いをしていれば、タケノコが出れば、竹藪を持っているご近所の方が、あく抜きをして自宅の玄関にその旨の紙を添えられて、タケノコが届けられる。それを、子どもたちが見て、ご近所付き合いを学ぶ。私たちの頃は、運動会の借り物競争に地域の方々も参加してくれた。

不登校になれば、当然に地域との接触もなくなる。そうした子どもたちが、そのまま通信高校生として地域との接触をし、お礼を言う姿は讃えられる。一方で、守ってくれるおじさんたちに自然にお礼を言う。横断歩道で自分たちを守ってくれるおじさんたちに、子どもたちが自然にお礼を言う姿は普通のこととして、新聞で取り上げられることは滅多にない。

私は、通信制高校生が地域の人達との交流にお礼をする当然の姿を称賛することは、もちろん悪いことではないが、その前に不登校により地域の人達との交流を失わせている状況を改善すべきではないかと思う。「学びにつながらない」不登校の子どもたちのこともそうだが、「地域にもつながらない」不登校やひきこもりの子どもたちの状況を、なんとかしなければならない。

"書籍化、21話中、16話に”2026.5.10(sun)

ホント耕ちゃんには大分お世話になっている。編集・校正が、いよいよあと五話。文法上おかしくても、子どもたちの発する言葉である場合もある。塾屋の私は、どうしても文法にこだわる。今日はそれにぶつかった。なるほど。成長途上の子どもたちの言葉をリアルに表現しようとすると、こうしたことが起こり得る。ひとたび書籍化すると、半永久的にその表現が残る。簡単に上書きはできない。                              

"すまいるテラスの前半の活動を話し合う”2026.5.9(sat)

昨日、今年も挑戦した「藤枝市の学習チャレンジ事業」の結果が、不採択。おそらく同事業は、やはり3年毎との実態を知る。従って、来年のプロポーザル参加は見送る。それより、今の事業の充実を図ることが、将来につながる。

すまいるテラスは、支援団体がB&G財団であることから、支援事業が充実している。子どもたちの地域活動や、野外体験活動など、様々な支援活動がある。本日のミーティングで、6月の地元掛川茶を知る活動と7月の長野県泰阜村での野外体験活動、9月のB&G施設でのカヤック体験を決めた。

学校での宿泊訓練や野外体験活動がなくなっていく中、こうした非認知能力を育む活動は、子どもの成長に大きな影響を与える。すまいるテラスはもちろん、藤枝市の「学習チャレンジ事業」の同趣旨も、その活動に含まれている。すなわち、すまいるテラスは自立学習支援の場でもある。その対象は、藤枝市の「学習チャレンジ事業」の被保護世帯の子どもたちのみならず、日本語を母語としない子どもたち、不登校の子どもたちと広く、しかも、彼らが塾や宿題に頼らない、自立学習を身に付ける場である。

まずは、この一年、掛川市が全国に先駆けて開設した「すまいるテラス」で、佐藤・掛川市教育長の想いを実践していくこと専念しようと思う。

”私のPCも「過重労働」か”2026.5.8(fri) 

2週間くらい前から、このノートパソコンのキーボートがおかしい。「A」や「W」が打てなかったり、逆に勝手に打たれる。「shift」キーが反応しないなど、不具合が出始めて、昨日事務器屋さんに診てもらった。今は外付けのキーボードで対応している。

昨日の教員の話ではないが、確かに、2月書籍化のお話を頂いて以来、毎日このノートパソコンは、「過重労働」されてきた。「せんせい、カタカタ、パターン!、あんなキーボードの打ち方じゃあ、パソコンがかわいそうや」と、生徒にも言われる。私は、筆圧ならぬ、打圧が高いらしい。私のパソコンも、5年を過ぎている。替え時かな。でもこの私も、5年どころか、その14倍の70を過ぎている。そろそろのんびりしたい・・・。

”教員不足の原因を過重労働と見る中学生”2026.5.7(thu)

昨日の静岡新聞「10代の思い」に、静岡市清水区の14歳の中学生が、「教員不足に適切な対応を」と題して投稿があった。自身の中学校で、夜遅くまで仕事をしている先生を目の当たりにして、「教員不足」のニュースに呼応しての投稿のようだ。先生方の授業準備や行事の運営、部活動の指導、定期テストの採点等、実際の膨大な労働時間に、給与体系が見合ってないと説く。

佐藤・掛川市教育長が、この4月から全国に先駆けて「小学3年生以下の成績表」を廃止したのも、先生方の過重労働がその理由である。成績表をつけるため、毎学期3日間も時間が費やされるという。その間は、子どもたちの指導ができない。そんなことより、その時間を、教師の本来の責務である「子どもたちに向き合う」時間に当てるのが、その目的であると、佐藤教育長は主張する。

そのための「すまいるテラス」である。すなわち、子どもたちは、自ら進んで学習する「自立学習」を習得する場が、すまいるテラスである。成績がつくから、宿題をするのではない、勉強するのでもない。自らの「知的好奇心」を満たすための探究学習の場であり、自立学習の場である。

”五月連休最終日”2026.5.6(wed)

この五月連休、5月3日から本日6日までの4日連続で、朝10時~21時まで東進の勤務となった。普段は面談の予約がない限り、夕方17時ごろに東進は退勤し、その後はこのところは書籍化の仕事や、いろんな方々とのお付き合いをする。従って、この4日間は毎日連休で、お誘いのお電話が相次ぐ。今日も昨日、お誘いがあったが、お断りせざるを得なかった。皆さん、「この連休は、朝10時~21時まで東進の勤務」とお伝えすると、驚かれる。しがない零細企業の実態である。

しかし、この間4名の高校生が、当校入学を考え、当校に来校してくれた。是非、東進の「目から鱗の授業」を体験して頂きたい。

”こどもの日”2026.5.5(the)

こどもの数ある人は、私の話を上手に聞いた。が、外国人を含めて1329万人という(4月1日現在)。ピーク時1954年の2989万人の44.46%。第二次ベビーブーム(71~79年)で持ち直したが、82年から減り続けているという。

人口増加は反映をもたらすが、人口減少は衰退に進む。我々の教育業界も同様である。もちろん子どもを産み育てる環境が反映している結果と思うが、手をこまねいている場合ではなくなってくる。

我々ができるのは、同世代の仲間たちが群れ集い、様々な活動をする中で、喜怒哀楽を経験しながら、仲間たちを知り、己を知ることで、群れ集う楽しさ、素晴らしさを体得する機会を提供することかと思う。結果、子どもを産み育てることの尊さを知ることにつながればと思う。

”学校は本音を言えない場 その2”2026.5.4(mon)

下記の昨日の「ひとりごと」に、今進めている書籍化のテーマが、不登校の子どもたちが、自らの心を語る物語である、と書いた。編集・校正して頂いている耕ちゃんともよく話すが、この「子どもたちの心」の表現が難しい。子どもたちは年齢によって語彙力が大きく異なる。数多くの文に接して来た我々は表現できても、その子どもたちの語彙力では表現できないこともある。でも、彼らが持っているであろう語彙を想像し、その語彙を使って表現しなければならない。例えば、視覚過敏の子どもが朝、朝日と蛍光灯で照らされた教室に入った時に感じる、正しく「白い閃光」が教室を照らし、一瞬、机や黒板、椅子や子どもたちの境が分からなくなる状況を、子どもの表現でどう表現するか。もちろん「閃光」という語彙は使えない。でも、子どもたちの話を聞くと(もちろん、その面談記録から)、その「閃光」を使うとその状況をぴったり表現できる。このところ、そんな苦労の連続である。

これは、今回の書籍化で経験していることではない。30数年前、当時「登校拒否」と言われた子どもたちと接した時から経験していることである。当時対応していた問題行動の子どもたちは、自分の気持ちをはっきり主張するから分かりやすかった。しかし、下を向き、固く心を閉ざしている「登校拒否」の子どもたちの心を読み解くには、心理学の素養の必要性を感じた。それが「交流分析」との出会いにつながり、今がある。

”学校は本音を言えない場 その1”2026.5.3(sun)

今日の静岡新聞第14面、「今どきの女子へ」第4回で、社会学者上野千鶴子氏はこんなことを述べている。悩んでる、という生徒に「あのね、学校にスクールカウンセラーっているでしょ。その人のところに行って話したら?」と言うと、「そんなところに行っているってまわりに知られたくないから行かない」って言われ、びっくりしたという。何のためのスクールカウンセラーなのか、上野氏は言う。

このコーナーをお読み頂いている皆様はご存じの通り、私は今不登校の子どもたちが語る物語を書いている。この物語に登場する、私の元に来た子どもたちは、もちろん自ら進んで来たことは殆どない。多くは母親に連れて来られる。来ても、じっと下を見ている。話したくない。どうして行けないのかわからない。なにを話せばいいか分からない。どこから話せばいいのかも分からない。ただ来ただけの子どもたち。この物語をお読み頂ければ、そんな子どもたちが、いつ、どこで、なにを見て、なにを言って、なにをして、体がどうなったのか、そして、何が子どもたちの心のいちばん深い核、傷なのかを読み解いていく。それがこの物語である。時としてじっくりゆっくりと時間をかけて聞く。時として思い浮かぶ言葉のカードを使い、心を表現させる。時としてぶっきらぼうに、短く突っ込む。・・・そうして読み解いた子どもたちの心。その子どもたちが、自らの心を語る物語である。

”世はゴールデンウィーク”2026.5.2(sat)

会社によっては8連休のゴールデンウィーク。当グループの虹の架け橋菊川小笠教室とふじくに中央日本語学校、すまいるテラスも8連休。この時期は高校生は部活の最後の大会が始まり、予選の結果が出るため、東進衛星予備校藤枝駅南口校は、忙しくなる。本日も個別相談会がはいり、明日は早速、高校2年生の当校での講座提案の三者面談を行う。国公立大学入学を目指すならば、遅くとも高校2年のこの時期からの受験勉強が理想である。高校3年生の部活生は、精神力があるから何とか間に合う。だから、東進ではこの時期「部活生特別招待講習」が始まる。4日には、その高校3年生の1日体験がある。第一志望校合格の夢を一緒に実現しましょう!

”すまいるテラスの運営方針を決める”2026.5.1(fri)

掛川市の子どもの第三の居場所「すまいるテラス」が開所して一カ月。お陰様で定員20名を超す25名の登録。まだまだ申し込み希望者が続く状況とのこと。これまでの子ども第三の居場所と違って、「すまいるテラス」の目指すところは、被保護世帯の子どもたちのみならず、不登校や日本語を母語としない子どもたちの「学習支援」である。放課後児童クラブや放課後デイサービスとは、その目的が違う。従って、その「学習支援」を充実するため、中学生が小学生の学習支援を、ひいては高校生が中学生の学習支援をすることを取り入れ、「月水金通所グループ」と「火木金通所グループ」に分けて指導することになった。

途中、虹の架け橋菊川小笠教室のOB二人の訪問を受けた。うちひとりは、同教室OG「すまいるテラス」指導員の兄である。16年ぶりの再会である。嬉しい限りであった。10日ほど前、彼が作った新玉ねぎを頂いた。今は会社員務めの兼業農家。これからは専業農家でいきたいという。今でも1町の畑を、一部市から借り受け、「週末農業」をしているという。頼もしい限りである。